こんにちはhamariです。
このご時世のなか、今月頭に就活が解禁しましたね。
17卒の自分の時と、スケジュール的には同じであっても
21卒の就活生が抱えている不安は当時の自分とは桁違いなものだと思います。
また、来月からいよいよ新社会人となる20卒の内定者も
これからどうなるんだろうといったワクワクと不安の間にいるのではないでしょうか?
ワクワクのほうが大きかったけどね
そんな中、中にはメーカーで働く人、
メーカー志望の人もいるかと思います。
TwitterをはじめSNSでは、ES対策、面接対策といった
就活テクニックや”商社””外資””エアライン”といった華やかな分野の
企業情報は溢れかえっているように感じますが、
光が当たらず地味なメーカーに関する情報が本当に少なく感じます。
(そもそも需要がないと言われればそれまでですが…)

とはいえ、メーカー技術職は非常に採用人数も多く
情報を知りたいと感じている方も少なからずいるはず…
メーカーの仕事を部署別に紹介していこうと思います。
これから面接に挑む21卒の就活生、
そして入社後に配属という人生最大のガチャ
を待ち構える20卒の内定者、
またメーカーへの転職をお考えの方々の
役に立てばいいなと思います。
【理系就活】メーカー総合職の仕事内容って?
メーカーは製品を売ってなんぼ。
そして売るためには製品を作らなければいけません。
製品製造にはものすごい数の人が関わっています。
ざっと書き出すだけでも
【技術系】
- 研究開発
- 設計
- 品質保証
- 生産技術
- 工作
- 生産管理
- 品質管理
- カスタマーサービス
【事務系】
- 調達計画
- 資材
(業務、営業は製造には首を突っ込むことはないですが、
クライアントに製品説明をする必要があるので
技術系並に製品知識は必須です)
※人事、総務、勤労等はバックオフィス部門なので
あまり製造には関わってきません
【上流工程】
- 研究開発
- 設計
【下流工程】
- 生産技術
- 品質保証
- 工作
- 生産管理
- 品質管理
- カスタマーサービス
これを頭に入れた上で以下を読み進めていただくと整理しやすいかと思います。

メーカー各部門の仕事内容
設計

メーカーの中では花形部署。
最先端の技術を使い、製品への愛着は最高レベルです。
仕事の面白味も十分あると思います。
そのため、志望者の多くは設計若しくは
研究開発を志望するが実際に配属されるのは上位2~3割程度。
内定後の競争は覚悟しておく必要があります。
設計と言っても航空機開発になると
新規開発設計・維持設計・部品設計・構造設計などなど
様々な分野に分かれます。
作るものが大きいだけあってかなり細分化されています。
まず、
- 民間航空機
(ボーイングやエアバス、ボンバルディア、BK-117ヘリコプター) - 防衛航空機
(F-2戦闘機やC-2輸送機、P-1哨戒機、CH-47ヘリコプター)
に分かれます。
さらに、機体設計・翼設計・エンジン設計等々に細分化されていきます。
続いて、構造、空力、材料、動力、油圧といった様々な課に分けられます。
流体、構造、熱などの教科書はすべて使うことになる故に、
配属されるのは、ほとんど修士卒の理系です。
ただ、これだけ細分化されているにも関わらず
毎年各課に配属されるのは1人いるかいないかなので狭き門。
また、携わる製品によって仕事へのやりがいも違ってくるかもしれないです。
特に民間航空機はどうしてもボーイングやエアバスの下請け的な立場になるし、
自動車部品メーカーになるとどうしても
トヨタやホンダのような完成車メーカーの下請け的な立場になってしまい、
仕事への面白味は少なくなってしまうかも。
それでも、自動車であれば数年おきに、
航空機でも十数年おきに新規開発が必ず行われるので
会社に長く居続けるのであれば1度は
新規開発の設計に携われるので
そこをモチベーションに頑張れると思います。
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研究開発

設計と並んで花形の部署の一つ。
ただ、設計よりも配属人数が少なく、
博士卒の理系が優先的に配属されるので
研究開発志望ゴリ押しで行くのは少し不安かも。
修士の学生は設計と併願志望するのが良いと思います。
ほとんど関わりがないので
何をやっているのかよくわからないです…
(すみません…)
同期の話によると、ホント研究室の延長だと言っていたので、
研究が好きで好きでたまらない人には天職だと思います。
生産技術

割と志望者が多い部門。
設計・研究開発が第1志望の人は
大体生産技術を第2志望にする事が多いです。
ただ、メーカーの中では出世コースになる部署が多い部門です。
というのも、生産技術という部門は工場の工程設計、
管理だけでなくいかに安く製品を生み出すか、
そして現場に対して以下にうまく製品を作ってもらうかといった
調整・コミュニケーション能力が一番求められる部署になってきます。
品証のほうが関わる部署は多いかもしれないですが、
やはりメーカーで一番強いのは現場。
いくら設計がよい製品を設計しても、
安く作れなければ売ることはできません。
なので、会社への貢献度は一番大きいはず。
稼ぎ頭の部門です。
なので、最初に述べたように出世する人が必然的に多くなってきます。
幅広く製品について関わりたい人にはおすすめの部署です。

品質保証

自分が所属している部門。
正直就活時はこれっぽっちも志望していなかった。
ただ、実際に働いてみるとイメージと結構違っていました。
学生、内定者、そして研究開発・設計のような上流工程に携わる多くの人は、
顧客からのクレーム対応が主な業務だと思っているのではないでしょうか?
実際に、顧客対応も少しはありますが
占めるウエイトは業務量の中でも体感20%くらいしかないです。
残りの80%は何かというと、
製造中に発生する不具合対応と不具合対策です。
品質保証部門というのは
製造中に発生する不具合に対して、
社内の殆どの部門とやり取りをし、
どのように対応するか、
そしてどういった対策するかを模索し続ける部門です。
なので、自分たちが的確な対策を発案し、
生産技術部門及び生産管理部門に
生産工程へ落とし込むよう依頼し、
現場がその対策どおりに動いてくれれば不具合が減り、
コストカットにつながる。
さらには、チーム評価も上がり、
自分の仕事を楽にすることもできる。
そこが、大きなやりがいだと思います。
また、不具合は現物を見ないと
何も対処方針が見いだせないため
生産技術部門と同じように現場のすぐ近くで働くことができるのが魅力。
ちなみに第1志望の就活生・内定者は0%なので、
第1志望とアピールすれば100%配属されるぞ。笑
(内定率が上がるかはわからん)

生産管理

製造工程の管理を行う部門。
正直、この部門が最もやりがいのない部門ではないかと思います。
(生産管理の方ごめんなさい)
主な仕事がスケジュール管理で
ものづくりに直接関わることができない上、
社内各部門から一番煙たがれるためかなりストレスが溜まると思う。
というのも、予定スケジュール通り製品が完成することは100%なく、
必ずどこかで調整が必要になってきます。絶対。
そこを短縮してもらえないか設計、品証、生産技術、
部品が足りなければ調達、資材に駆け寄り頭を下げることが必要になってくる。
生産管理よりは品質保証の方をおすすめします。
メーカーの各部門の業務内容まとめ
メーカーの各部門の業務内容となります。
メーカー志望・メーカー内定者の方であれば、
このくらい把握しておけば特に問題はないと思います。
一番意識しておいてほしいのは、メーカーに限らずどの仕事も
個人でやりきれる仕事はなく、必ずどこかで
人、他部署とつながる必要があること
です。
これは、どうしても避けて通れません。
これから社会人になる方はこのことを意識して過ごしてくと、
社会に出てからうまくいきていけるのではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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